実は、結婚後すぐ、入籍後一ヶ月に、妊娠検査薬が陽性になり妊娠しました。この時40歳でした。
5週目で病院に行ったのですが、早すぎて胎嚢を確認したのみ。また2週間後に病院に行って成長を確認することになりました。
すごくうれしかった!!
そして2週間後に病院に行くと、心音がまだ確認できないと言われました。もしかしたら排卵日がずれていてこの前の検診の時は5週目じゃなかったのかもね、といわれ、また2週間後に検診の予約を入れました。
その間、朝はなんとなくいつも気分が悪く、食欲がなくなりゼリーみたいなのしか食べたくなくなりました。そしてカレーを食べたときに「うっ」となるなど、「これがつわりかー」と、冴えない日々を過ごしながらも妊娠の喜びを噛みしめ、、、でもどこかで心音が確認できないということがずっと気にかかっていました。
そして2週間後の検診。
やっぱり心音が確認できません。「おそらく99%、流産です」と告げられました。確認できていた心音が聞こえなくなったら断定できるんだけど、ずっと確認できていないので、確率的に99%という表現になるということでした。
「つわりがあったり胸が張っていても、流産なんだぁ」という不思議な感覚で、すぐに悲しい気持ちになるというよりポカーン、って感じでした。
そのあとは、これからの体の変化について説明を受けました。
- 出血がいつくるかはわからないけど、1週間くらいで出血があるはず
- そのとき軽い陣痛、重い生理痛のような感覚になる
- お腹の中のモノ(塊)が出てきたら病院に電話して
ということでした。
そして病院からの帰り道、病院は自宅から歩いて30分程度のところにあるのですが、でもでも100%じゃないってことは、大丈夫かもしれないよね?まだ1%にかけたい!と悲しい気持ちもありながらまだ必死に1%の確率にしがみ付いてました。
一方で、仕事をしているので、「出血がいつくるかわからないなんて不安すぎる」と、流産を受け入れるような思考もあり、チグハグでした。いつ出血が来てもいいように備えるため、病院からの帰宅途中でドラッグストアに寄り、大人のおむつを買っている自分がいて、今考えると結構冷静に行動してたなぁ。
病院によってはすぐ手術を行うことがあるようですが、私の病院では
「手術は子宮が傷つく可能性がゼロではないから、自然に出てくるのを待ち、それでも来なかったら手術ね」という方針で、1週間後に手術の予約をしました。
「その出血いつくるの?会社でそうなったら、もしくは通勤時の電車内でそうなったらどうしよう」と不安でしたが、けっきょく、99%流産宣告を受けたその日にソレは来ました。
午前中半休を取って病院で検診を受け、午後はうちで在宅勤務をしていたのですが、勤務中に夕方、うちのトイレで出血とともに塊のようなものが出たので、病院に連絡。
すると「すぐに来てください」とのことだったので、「もう一度急遽病院に行かせて欲しい」と会社に連絡を入れて早退し車で病院へ向かことに。そのときちょうど夫が家にいたので車を出してもらえたのは本当にありがたかったです。
移動する車の中で、結構な出血を感じながら病院へ。駐車場から病棟への道のりが長く感じました。お腹が痛くて歩きづらいし。
そして病院についてから椅子に座って待つように指示されました。「すぐに来てっていう割には全然見てもらえないじゃん」と不安になる中、どんどん出血している感じがあったのでトイレに入ったら、そこで一気に出血。
替えの下着を持ってきていてよかった!!!!
そしてまた椅子に座って待っていましたが、結局30分くらい待たされた気がします。そしてやっと先生が診てくれた時も、絶賛出血中で、そのまま入院することに!
出血が止まらず貧血を起こす可能性があるからってことでした。
駐車場で待っていた夫をスマホで呼び出して院内に入ってもらい(受付では付き添いの方は入れませんって言われて駐車場で車で待機してもらってました)、一緒に説明を受けてもらいましたが、
「え?入院?これから?」と2人でパニック。
看護師さんに、「入院に必要なものを旦那さんに用意してもらってください」と言われたものの、「必要なものって何ですか?」看護師さんに聞く始末。とにかくこれからすぐ入院という事態に、訳わからん状態でした。
看護師さん「えーと着替えとかスキンケア用品とか」
私「あーなるほど、じゃーそういうのコンビニで売ってる一泊用のお願い」と言って夫におねがいしました。
待っている間に入院する部屋に案内されながら、
「このまま出血が止まらなければ夜中でもなんでも手術しますね」と言われ、一気にズーンと気が重くなったのと覚えています。
でも結果的には病院についてからの、大量出血後は出血が収まり、そのままただ一泊病院で過ごしただけ。
- まだ全部出切ってないから1週間くらいは出血が続くこと
- また大量出血したら病院に来るように
という話をされて、帰宅。この時人生で一番痩せたと思う。点滴で過ごしたこともあるし、出血するし、気持ちも塞ぐし。
ということで、もしもの時のためにメモっておくと
流産宣告を受けたら
- いつ出血が来てもいいようにおむつを買う
- 入院できるように一泊程度の準備をして玄関に置いておく
旦那さんが妻の着替えなども全部どこにあるか把握しているようなご家庭だったら、「一泊用の準備を玄関に置いておく」は不要かもしれませんね。